連載 衛生行政キーワード・98
医療・介護サービスの制度改革—医療提供体制を中心に
西嶋 康浩
1
1厚生労働省医政局地域医療計画課 救急・周産期医療等対策室
pp.852-854
発行日 2014年12月15日
Published Date 2014/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200029
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2025年には団塊の世代が75歳以上となり,3人に1人が65歳,5人に1人が75歳以上となることが予測されている.今後,高齢化が進むと医療や介護を必要とする方がますます増加するが,現在のわが国の医療・介護サービスの提供体制のままでは十分対応できないと見込まれている.
高度な急性期医療が必要な患者は,質の高い医療や手厚い看護が受けられ,リハビリが必要な患者は身近な地域でリハビリが受けられるようにすることが望まれている.同時に,退院後の生活を支える在宅医療や介護サービスを充実し,早期に在宅復帰や社会復帰ができるようにするとともに,生活支援や介護予防を充実させ,住み慣れた地域で長く暮らすことができるようにする必要もある.
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