予防と臨床のはざまで
流行り目に罹患
福田 洋
1
1順天堂大学医学部総合診療科
pp.221
発行日 2014年3月15日
Published Date 2014/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102977
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本コラムは,連載開始以来約10年間,忙しい時も,国外出張中も,ネタ切れに苦しんでも,ずっと毎月書き続けてきました.しかしこのたび2か月間,休載を余儀なくされました.11月下旬のある日,流行り目(いわゆる流行性角結膜炎)に罹患しました.感染経路は不明ですが,感染症情報センターのサイトによると,流行性角結膜炎は「小児に多いものの成人にも見られ,職場,病院,家庭内などの人が濃密に接触する場所などでの流行的発生もみられる」と記載されています(http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g2/k02_29/k02_29.html).
当初は片眼のみの充血でしたが,その後数日で両眼ともに充血著明となり,人前に出るのも気を遣う状況となりました.眼科からは2週間要休務の診断書をいただき,診療業務が停止になりました.生まれて初めて診断書で休む経験となり「診断書を握りしめて,復職可を懇願する社員」の気持ちが少しだけわかりました.
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