連載 [番外編]保健所のお仕事─日常業務編・3【最終回】
全国保健所長会のお仕事
荒田 吉彦
1
1北海道保健福祉部
pp.971-973
発行日 2011年12月15日
Published Date 2011/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102292
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本当の最終回を迎えました.
この連載を始めるにあたり,担当の方から打診された時点では,私も現職の保健所長でした.「現場からの情報発信」というイメージで書き始めることができたのですが,皮肉なことに,掲載開始時の人事異動で保健所を離れてしまいました.四捨五入すると年齢も100歳に達するようになりましたが,まだ回顧録「保健所の思い出」を書くような年齢ではありませんし,「県庁のお仕事」では本誌の趣旨から外れてしまいます.
本来であれば,保健所を舞台に難事件に立ち向かう各職種の活躍を描くことで,1話完結方式の「月9ドラマ」(主演の保健所長に木村拓哉,新人保健師として長澤まさみを希望),1クール分を作ることができるくらい,多くの事例を紹介できれば良かったのですが,保健所を離れ,新たな事件と直接出遭う機会がありませんので,今回をもって私からの事例提供は終わりとさせていただきます.また近い将来保健所に復帰しても,その時は事件のない平穏な毎日を過ごす予定(?)です.ぜひどなたか,このバトンを引き継いでください.決して「不幸のバトン」ではないと思いますよ.
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