特集 若者を性感染症から守る
扉
pp.435
発行日 2008年6月15日
Published Date 2008/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101333
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性感染症の拡大は世界的な問題でありますが,近年,わが国においても若者の間での性感染症の急速な広がりが大きな社会問題となっています.
旧来の梅毒や淋菌など細菌による性感染症は,売春防止法やペニシリン系抗生物質の登場により激減しましたが,それに代わってペニシリンの効かない,症状のあまり出ないクラミジア感染症が増加してきました.1985年にエイズ症例が報告されてからは,無症候のクラミジアやHIV(human immunodeficiency virus)感染者数が増加し,現代は無症候性STI(sex transmitted infection)/HIV時代とも呼ばれています.
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