特集 統合医療への期待―21世紀の予防医学と健康づくり
扉
pp.89
発行日 2008年2月15日
Published Date 2008/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101245
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近年,世界中で代替医療に関する関心が高まり,相補・代替医療(Complementary and Alternative Medicine:CAM)として認知されるようになりました.欧米では,このCAMと現代医学を併用した統合医療(Integrative Medicine)あるいは総合医療(Comprehensive Medicine)という考え方が広まっており,日本の医学界においても,最近注目されつつあります.
古くから漢方医学と現代医学を併用してきたわが国は,ある意味で統合医療をいち早く実践してきた国と言えるかもしれませんが,CAMの範囲は非常に広く,伝統医学(中国伝統医学,アーユルヴェーダなど)に始まり,アロマテラピー,ハーブ療法,サプリメント,心理療法,音楽療法,ヨーガなど,現代人の多くが健康法として日常生活に取り入れているありとあらゆるものが包含されます.
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