連載 レセプト情報を活かす・8
レセプトにおける匿名化名寄せ技術と傷病名辞書
木村 真也
1
1株式会社日本医療データセンター
pp.939-942
発行日 2007年11月15日
Published Date 2007/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101193
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診療報酬請求明細書(以下,レセプト)をデータとして利活用する場合の技術的課題には,個人情報に係わるデータ処理から生じるもの,医療情報としての特性から生じるものなどいくつかあると思われる.とりわけ,前者については個人情報保護の問題と個人データの名寄せという相反する関係をどのように解決するか,後者についてはレセプトの傷病名をICD10等の疾病分類に変換する場合によく行われる,補記作業におけるデータの再現性をいかに確保するかという課題が重要である.本稿では,これまでレセプトを大量にデータベース化してきた筆者らの経験から,これらの課題に対応する方法論とポイントを述べたい.
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