連載 感染症実地疫学・18
アウトブレイク・海外③ ラオスにおける重症下痢症・コレラのアウトブレイク対策
中瀨 克己
1
1岡山市保健所
pp.499-503
発行日 2007年6月15日
Published Date 2007/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101087
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2000年6月下旬から約3週間,国立感染症研究所から派遣され重症下痢症集団発生の調査と対策推進を目的にラオス(ラオス人民民主共和国Lao People's Democratic Republic)を訪れた.WHOのコンサルタントとしての国への疫学的観点からの援助であったこと,非常に優秀なFETPの長期コンサルタントであるMichael H. Kramerという指導者に恵まれたこともあり,アウトブレイク対応の基本に沿った活動ができた.
活動の内容は表1のようであり,本稿にてその概要を紹介したい.
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