連載 全国いきいき事例ファイル・10
保健師活動のPRと学会活動
石川 貴美子
1
,
岩室 紳也
2
1秦野市役所
2(社)地域医療復興協会ヘルスプロモーション研究センター
pp.397-400
発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100389
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保健師は健康教育や健康相談,さらには家庭への訪問というあらゆる方法で地域の人とかかわりを持ち,住民から頼りに,そして感謝されています.しかし,疾病構造の変化,さらには地域や家族の機能の変化に伴う育児不安や虐待問題など,地域のニーズは複雑化,多様化しています.また,地方分権の進展に伴う市町村への権限委譲,さらには,厳しい行財政事情の中で,保健師活動の内容も変化することが求められています.
秦野市でも,以前は保健師自身が「保健師活動は人の役に立つ仕事」,「今している仕事はこれからも必要な仕事」と思い込み,「新たなニーズは何か」,「現在の仕事がどの程度役に立っているのか」,「どの仕事の優先度が高いのか」などを真剣に検討する機会は少ない状況で,不安や疑問を感じることもほとんどなく,法律で定められた事業をどう実施していくかを考えることで精一杯でした.
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