特集 がん対策・1
扉
pp.5
発行日 2007年1月15日
Published Date 2007/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100310
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がんは1981年以降,日本人の死因の第1位を占めています.2005年の死亡者数は32万5千人を超え,過去最多を更新しましたが,より有効な対策がとられない限り,がん死亡は今後も増加を続けると推定されています.
そこで,厚生労働省と文部科学省との合意に基づく「第3次対がん10か年総合戦略」(2005~2014年)が示され,がんの基礎研究,予防および医療の総合的な推進に全力で取り組んでいくことが確認されました.さらに2006年の通常国会(第164回)では,与党と民主党の議員からそれぞれ提出された「がん対策基本法案」が一本化され,がん対策に取り組む国の責務等を定めた「基本法」が,同年6月に成立しました.
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