調査報告
自動車内における浮遊粒子状物質の動向
高木 啓之
1
,
日置 敦巳
2
1岐阜県岐阜地域保健所
2岐阜県西濃地域保健所
pp.763-765
発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100157
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大気中への浮遊粒子状物質の排出規制については,自動車の排出ガスでは,特にディーゼル車で規制強化が図られている.一方,2003年5月に健康増進法が施行され,受動喫煙を防止するため,公共施設等における対策を講ずるよう努力義務が課されたところである.
1日のうちかなりの時間を過ごすこともある自家用車内の空気環境については,交通量が多い幹線道路では他車の排出ガスを取り込む危険性が高いこと,および車中で喫煙をしている人がいることにより,車中に浮遊粒子状物質濃度が高くなり,乗車している人の健康を損なう可能性がある.
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