フォーラム
Y駅異臭事件において保健所の果たした役割10年後から振り返って
逢見 憲一
1
1国立保健医療科学院公衆衛生政策部
pp.685-687
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100136
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あの「地下鉄サリン事件」の直後,1995年4月19日に都心近くのJR線Y駅で異臭事件が発生してから,10年が経った.筆者は,当時,同駅を所管するN保健所の医師として事件の現場に出動して救急活動を行った.事件にかかわった当事者としての筆者の経験は貴重であり,記録に留めておくべきものと考える.
本稿では,Y駅異臭事件に際してのN保健所の活動を筆者の経験を交えて振り返り,考察を加えて,今後の公衆衛生活動に資したい.
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