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特集 第26回年次大会
学会特別企画 令和6年能登半島地震報告会 パネルディスカッション
少子高齢化・人口減少社会における災害対応の課題と学会の役割
Disaster Response in the Context of Population Aging and Decline: Challenges and the Role of the Society
酒井 明子
1
,
増野 園惠
2
,
藤田 さやか
2
,
佐々木 久美子
3
,
網木 政江
4
,
宮前 繁
5
,
室崎 益輝
6,7
1福井大学
2兵庫県立大学地域ケア開発研究所
3日本赤十字秋田看護大学
4山口大学大学院創成科学研究科
5東京科学大学病院
6神戸大学
7兵庫県立大学
pp.58-78
発行日 2025年5月31日
Published Date 2025/5/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134502040260030058
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- Abstract 文献概要
Ⅰ.はじめに
令和6年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」に対して、学会では1月2日から先遣隊を現地に派遣し、事態の把握に努めるとともに、現地での支援を開始しました。2月からは『能登半島地震災害看護プロジェクト』を開始し、現地の関係者とともに被災者の健康を守り、地域コミュニティの早期の復旧・復興を目指して支援に取り組んでいます。しかし、被災地の大半が先に細く伸びる半島にあり、また、少子高齢化、過疎化が進行する地域で発生した今回の地震では、支援に携わる私たちもこれまでに経験としたことのない新たな課題を突きつけられています。本日のパネリストは、能登半島地震の被災地で、発災直後から活動を続けている4名です。それぞれ学会のプロジェクトメンバーとして現地活動をしています。また、先遣隊あるいは各委員会の委員としての立場もあります。本日はプロジェクトの現地活動メンバー及び委員会委員として、テーマである「災害対応の課題と学会の役割」という点から発言をお願いしています。
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