日本看護診断学会・第31回学術大会報告 【教育講演・2】
看護学生・看護師の思考過程を育てる
阿部 幸恵
1
Yukie Abe
1
1東京医科大学病院
1Tokyo Medical University Hospital
キーワード:
Z世代
,
思考過程
,
看護学生
,
看護師
Keyword:
Z世代
,
思考過程
,
看護学生
,
看護師
pp.25-30
発行日 2026年5月20日
Published Date 2026/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134130070310010025
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認知科学では,思考は情報処理プロセスで働く認知機能の一つとされ,感覚や知覚での環境からの情報の入力,物事への注意,経験や知識の記憶,言語化,情報の出力が思考過程とされている.これを,看護の視点で考えると,クライエントとその環境に注意を向け,何を看護の情報として得るのかが重要な出発点となる.そして,得た情報を専門的な知識・経験の記憶を使い看護の情報として分析・推察することで,看護の対象をアセスメントしていく.このアセスメントが看護診断,計画・実施・評価といった言語化や行為につながる.実践のあらゆる場で,情報の入力から出力の過程を,常にクライエントを中心にして考える形で先輩が学生・後輩たちに言語化・可視化し仲間と共有する.必要であれば,先輩が看護独自の機能を実践し学生や後輩たちにモデルを示す.また,思考の結果を遡り,再構成する論理的思考も意識的に実践の場で強化していく地道な努力が不可欠である.
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