特別記事
—オンラインイベント講演録【後編】—意思決定支援,緩和ケアを本質的にするNYスピリチュアルケア実践からのヒント
岡田 圭
1,2,3
,
佐々木 淳
4
,
宇都宮 宏子
5
1元ニューヨーク訪問看護サービス・ホスピス緩和ケア
2臨床スピリチュアルケア協会
3International Association for Spiritual Care(IASC)
4医療法人社団悠翔会
5在宅ケア移行支援研究所 宇都宮宏子オフィス
pp.350-359
発行日 2026年4月10日
Published Date 2026/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550360040350
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前回(2026年2月号)と今号の2回にわたって,2025年9月2日に開催されたオンラインイベントのダイジェストをご紹介します。
本イベントは,『いのちに驚く対話—死に直面する人と,私たちは何を語り合えるのか』の出版を記念して開催されました。本書の著者は,ニューヨーク訪問看護サービス(Visiting Nurse Service of New York)のホスピス緩和ケアで,長年スピリチュアルケア・カウンセラーを務めてきた岡田圭さんです。
イベントでは,以前から岡田さんと交流のあった佐々木淳さん,宇都宮宏子さんと共に,書籍の中で印象的だった記述を手がかりに,日本の医療現場における対話支援へと発想を広げる議論が展開されました。
前編では,価値観に伴走する対話(ACP,意思決定支援)は単なる治療選択の確認ではなく,“対話的支援”となる可能性にまでたどり着きました。後編では,岡田さんのニューヨークでのスピリチュアルケア実践から対話における芸術性へと話は広がり,ACPをカテゴライズされた選択に回収せず,揺れ動く本人の時間感覚・視点から対話を立て直すことを提起するに至りました。
人生の分岐点で看護師が横に座り,「その人の存在を支えること」の価値を再確認します。 (本誌編集室)

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