特集 可視化の先にあるもの データ利活用が支える患者安全と病棟マネジメント
扉
pp.106-107
発行日 2026年2月10日
Published Date 2026/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550360020106
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看護師の配置(看護配置)が患者アウトカムに影響を与えることは確立された知見ですが,日本の現場ではその因果関係や適切な看護配置のあり方が,未だ十分に可視化されているとは言えないのではないでしょうか。その結果,記録の目的が見失われ,“入力のための入力”となり,データ利活用の価値が実感されにくく,記録負担感を強める要因にもなっています。
しかし,看護の質を可視化し継続的に改善していく上では,日々のデータ入力と記録は不可欠のものです。それらの積み重ねによってエビデンスが生まれ,臨床へ還元されてきたという循環があることは事実です。
本特集では,看護配置,患者アウトカム,記録,データ利活用の関係を多角的に捉え,可視化された情報が患者安全と病棟マネジメントへどのように活かされ得るのかを検討します。「可視化の先にあるもの」を見据えながら,データ利活用の本来の価値を問い直します。

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