連載 データをチカラに—看護の質向上のための電子カルテデータ利活用術・9
「日時」のデータの扱い方③
松本 聡子
1
,
秋山 剛
2
,
岩穴口 孝
3
1NTT東日本関東病院品質保証室
2世界精神保健連盟
3鹿児島大学病院医療情報部
pp.1078-1083
発行日 2025年12月10日
Published Date 2025/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350121078
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はじめに
前々回(連載第7回)より2回にわたって,電子カルテデータの利活用における「日時」データの取り扱いについてご紹介してきました。今回も,引き続き「日時」データの取り扱いについてさらに深掘りしてご紹介します。というのも,データの基本構成である「5W1H(いつ,どこで,誰が・誰に,何を,何のために,どのように)」の中でも,電子カルテデータの二次利用においては「When(いつ)」の重要性が非常に高いためです。
なお,本記事では,IBM社製の電子カルテシステムを例に挙げて説明します。他メーカーの電子カルテでは機能や表現が異なる場合がありますので,各施設で使用されているシステムの仕様に応じて,適宜読み替えてください。

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