学会・研修会印象記
第21回鳥取県作業療法学会
玉田 美穂
1
1介護老人保健施設はまかぜ
pp.386
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540600040386
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2025年12月21日に第21回鳥取県作業療法学会が開催されました.本学会のテーマは「作業療法の未来領域(Future Domains of Occupational Therapy)〜多領域で描く新しい作業療法のかたち〜」です.鎌田亜希学会長は,「ひとりの生活・作業」と向き合い,「生活そのものを再構築する」視点があるからこそ,実践の場が医療だけでなく福祉,教育,地域,司法,産業,行政へとつながってきたという作業療法士の職域の広がりについて述べられました.本学会は,多領域での作業療法士の活躍や可能性をあらためて見つめ直すことで,次の実践や協働へつながっていくことを願う学会長の想いが込められています.
谷 隆博先生による特別講演では,「地域を創造する起業OT—成功の鍵は人材育成にあり—」というテーマでご自身の起業までの歩みについて語られ,地域リハビリテーションの経験から組織化や多職種連携の必要性を訴えられました.今後,鳥取県が直面する高齢者の急増と働く世代の減少という課題に対し,地域全体を俯瞰できる作業療法士のマネジメント力を強みとしてリーダーシップを発揮していく必要があるというメッセージが強く印象に残りました.
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