連載 私のターニングポイント・第67回
出会いから始まった私の理学療法士としてのあり方
堂下 準基
1
1苫小牧市立病院リハビリテーション科
pp.1231
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590101231
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私は現在,急性期の総合病院に勤務して11年目です.これまでの職場の選択や活動を振り返ると,学生時代の臨床実習での出会いが,私の理学療法士としての方向性を大きく変えるきっかけとなりました.
理学療法士をめざしたきっかけは,自身のスポーツ経験にあります.スピードスケートや野球に取り組むなかで,思うようにパフォーマンスを発揮できず,その原因を知りたい,人の身体についてもっと深く学びたいという思いが芽生えました.そして,その先には自分のように伸び悩む選手を少しでも減らしたいという思いがあり,身体の専門家である理学療法士をめざすことにしました.学生時代の講義・実習では,スポーツのパフォーマンスにつなげるためにはどうしたらよいかを考えながら,特に骨や筋肉に関して集中して勉強していたことを今でも覚えています.
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