Nomade
直美問題から考える医療崩壊への危機
神林 隆道
1
1帝京大学医学部附属病院脳神経内科
pp.657-658
発行日 2026年6月25日
Published Date 2026/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091444120390060657
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私はこれまで大学病院に長く勤務し,留学や論文執筆,海外学会への参加など,大学に所属していたからこそ得られた貴重な経験をたくさん積ませていただいてきた.日々の臨床に加えて研究や教育に携わることは決して容易ではない.外来や病棟業務を終えた後に研究や論文執筆に向き合うことも少なくなく,時間的にも体力的にも余裕があるとは言い難い.日常診療と並行してこれらを継続することには,相応の負担が伴う.しかしながら,このような機会を通じて,自分の視野は確実に広がり,何よりも尊敬できる指導者や仲間に出会えたことは,医師としてのキャリアのみならず,自分の人生の中でも大きな財産である.これらの経験は,現在もなお自分自身の仕事へのモチベーションの重要な源となっている.
今回,「Nomade」への寄稿の機会をいただき,当初は自身の専門である脳神経内科や臨床の話題について書くことも考えたが,せっかくの機会である.あえて視点を変え,「直美問題」というテーマを取り上げてみたい.
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