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特集 骨粗鬆症性脊柱障害の治療戦略—保存から手術,そしてその先へ
第1章 序論
リアルワールドデータと経験から学ぶ骨粗鬆性脊椎障害の諸問題
Surgical Complications in Osteoporotic Spinal Disorders: Lessons from Real World Data and Clinical Experience
西田 康太郎
1
Kotaro NISHIDA
1
1琉球大学大学院医学研究科整形外科学講座
1Department of Orthopedic Surgery, Graduate School of Medicine, University of the Ryukyus
キーワード:
骨粗鬆症性椎体骨折
,
osteoporotic vertebral fracture
,
手術合併症
,
surgical complications
,
リアルワールドデータ
,
real world data
Keyword:
骨粗鬆症性椎体骨折
,
osteoporotic vertebral fracture
,
手術合併症
,
surgical complications
,
リアルワールドデータ
,
real world data
pp.266-271
発行日 2026年4月25日
Published Date 2026/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091444120390040266
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はじめに
骨粗鬆症はアジア,とりわけ本邦において大きな問題となっている.ひと言で骨粗鬆性脊椎障害といっても,単椎体の骨折から偽関節,椎体後壁損傷を伴うもの,顕著な楔状変形あるいは複数の骨折による脊柱(後弯)変形,さらには仙椎・骨盤輪骨折,diffuse idiopathic skeletal hyperostosis(DISH)の合併など非常に幅が広い.治療に関しても保存的治療から手術に至るまでさまざまだが,手術となると脊柱再建を必要とするケースも多く,その骨脆弱性から脊椎外科に携わる者が非常に苦心している分野でもある.筆者の知る限りでは,保存的治療から手術全般,そしてリハビリテーションに至るまで網羅した文献などは限られている.骨粗鬆症性脊椎障害の実態について認識することが第一歩と思われ,本稿では限られた文献と筆者の経験から問題点を明らかにするとともに,特に外科的治療における対策の概略を示したい.

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