特集 精神科診療でジェンダーに直面するとき
【精神科医の働き方における男女共同参画】
〈column〉
性別にかかわらず自由に生きる社会をめざして
渡辺 雅子
1
1新宿神経クリニック
キーワード:
男女共同
,
gender equality
,
ジェンダー
,
gender
,
性別
,
sex
Keyword:
男女共同
,
gender equality
,
ジェンダー
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gender
,
性別
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sex
pp.1034-1035
発行日 2026年7月15日
Published Date 2026/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048812810680071034
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- 文献概要
私は,1977年に医学部を卒業後大学院に進学し,精神医学を専攻して,脳波とてんかんを主に勉強してきた。その過程で,大学精神科では故・瀧川守国先生と鶴紀子先生の指導を受けた。お二人とも男女の差別なく,特に鶴先生は第1子を出産後,子どもを“ばあや”と外科医の夫に託して海外留学を果たした方で,ぼんやりしている私たち女子学生を叱咤激励する方であった。その後も,自然派フェミニストの夫や田中達也先生のおかげで,私個人は男女の差別を仕事上感じないで暮らしてきた。所属した日本小児神経学会・日本てんかん学会も男女の差別が少なく運営されてきた。
しかし,ある年NHKの「クローズアップ現代」で,『Lean In:Women, Work, and the Will to Lead』の著者Sheryl Sandberg氏のインタビューを観た。奇しくも,その翌日に日本精神神経学会のメールマガジンで男女共同参画委員会委員が募集されていることに気づいた。おそらく,前日に「クローズアップ現代」を観ていなければ見過ごしていたであろうが,応募してみたところ採用された。その後,委員として活動しながら周囲を見渡してみると,男女の,家庭・学校・職場・社会でのさまざまな隠された差別に気づくようになった。
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