Japanese
English
特集 こころの健康を育む—精神医学から伝えられること
【ライフサイクルに沿った「こころの健康を育む」】
現代社会における女性の「こころの健康」
What We can do to Foster Women'S Well-being
平島 奈津子
1
Natsuko Hirashima
1
1オフィス朔
1Office Saku
キーワード:
女性
,
women
,
ジェンダー・ギャップ指数
,
gender gap index
,
女性の休日
,
women's day off
,
対人関係
,
interpersonal relationships
,
セルフ・エスティーム
,
self-esteem
,
内なる障壁
,
internal barriers
Keyword:
女性
,
women
,
ジェンダー・ギャップ指数
,
gender gap index
,
女性の休日
,
women's day off
,
対人関係
,
interpersonal relationships
,
セルフ・エスティーム
,
self-esteem
,
内なる障壁
,
internal barriers
pp.875-880
発行日 2026年6月15日
Published Date 2026/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048812810680060875
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抄録
女性の「こころの健康」を育むために私たちができることは何か——そう考え始めたら,女性だけではなく,さまざまなジェンダー・アイデンティティを有する人たちに共通する,この社会の課題があることに気づかされた。「多様性を理解する」ことを謳いながら,新たな価値観に適応して変化できない,硬直した社会に圧倒されそうになった。そして,生まれた時から自分を取り巻いている価値観によって構築された「内なる障壁」にも気づかされた。
本稿では,16年連続でジェンダー・ギャップ指数1位を誇るアイスランドの女性たちが50年前に起こしたムーブメントである「女性の休日」と,岡檀による「自殺希少地域」研究の知見に共通する「ゆるやかに,つながる」対人関係について紹介し,そこから育まれる自己効力感やセルフ・エスティーム,そして,「当たり前」を疑い,自分自身を生きようとする勇気が女性の「こころの健康」に寄与する可能性について論述した。

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