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Seishin Igaku Volume 67, Issue 5 （May 2025）

精神医学 67巻5号（2025年5月発行）

増大号特集睡眠の正しい理解を促す70のトリビア

Ⅳ章　睡眠障害の治療

Q46 うつ病への高照度光療法・断眠療法はどの程度有効でしょうか？木附隼 ¹ , 鈴木正泰 ¹ ¹日本大学医学部精神医学系精神医学分野キーワード：高照度光療法 , bright light therapy , BLT , 断眠療法 , sleep deprivation therapy , SDT , うつ病 , depression , 双極症 , bipolar disorder , 季節性気分障害 , 冬季うつ病 , seasonal affective disorder , SAD Keyword: 高照度光療法 , bright light therapy , BLT , 断眠療法 , sleep deprivation therapy , SDT , うつ病 , depression , 双極症 , bipolar disorder , 季節性気分障害 , 冬季うつ病 , seasonal affective disorder , SAD pp.721-726

発行日 2025年5月15日 Published Date 2025/5/15

DOI https://doi.org/10.11477/mf.048812810670050721

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参考文献

A　高照度光療法は，季節性感情障害（冬季うつ病）の治療法として開発されましたが，近年は，季節性を伴わないうつ病や双極症のうつ病相における有効性も報告されています。安全性が高く，薬物療法を補完する治療法として利用できる可能性があります。断眠療法（覚醒療法）は，うつ病・双極症のうつ病相に対して薬物療法よりも早期に抗うつ効果をもたらし，高照度光療法などの治療を組み合わせることにより，その治療効果を維持することが期待できます。