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今月の特集 医師に学ぶ臨床推論
各論:臨床検査専門医による検体検査からの臨床推論
生化学検査(酵素系)
Clinical inference based on biochemical tests(enzymes)
中村 文彦
1
1奈良県総合医療センター臨床検査部
キーワード:
逸脱酵素
,
誘導酵素
,
アイソザイム
,
RCPC
,
ルーティン検査
Keyword:
逸脱酵素
,
誘導酵素
,
アイソザイム
,
RCPC
,
ルーティン検査
pp.54-58
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200700010054
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Point
●ルーティン検査項目のなかで,酵素系の生化学検査は重要な位置を占める.
●逸脱酵素は細胞障害が起こっている状況において,細胞内の酵素が細胞外に漏出し血液中で検出される酵素をいう.ルーティン検査で扱われるのはAST,ALT,LD,CK,AMYである.
●障害される臓器の種類により,逸脱酵素の上昇パターンが異なる.
●酵素やそのアイソザイムにより血液中の半減期が異なり,これも逸脱酵素の上昇パターンに大きな影響を与える.
●まず臓器特異性の高い逸脱酵素に注目し,次に複数の逸脱酵素を組み合わせて解読することにより病態の理解を目指す.
●誘導酵素は機械的刺激などにより産生亢進され上昇する酵素で,ルーティン検査で扱われるのはALPおよびγ-GTである.

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