FOCUS
海外で外科医として働く—ドイツ篇
榊 暁夫
1
Akio SAKAKI
1
1Vivantes Klinikum Neukölln
1Vivantes Klinikum Neukölln
pp.1121-1124
発行日 2025年9月20日
Published Date 2025/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698570800091121
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに—経歴紹介
私はドイツの首都,ベルリンにありますVivantes Klinikum Neuköllnという病院でOberarzt,英語でいうAttendantに相当する上級医として勤務している卒後17年目の消化器外科医です(図1,2).院内での担当領域は上部消化管,特に胃食道外科ですが,臓器ごとに分化した専門医制等をとっていないドイツでは消化器外科全般,何でも屋として日々さまざまな症例に取り組んでいます(図3,4).
私は日本で高校卒業後,若気の至りか無謀にも,「ほかの人があまりやらないことをやってみたい」という心持ちから単身渡独,今に至るまで人生の半分以上をドイツで過ごしています.ミュンヘン工科大学医学部を卒業後,2009年からデュッセルドルフ大学病院で消化器外科教育をスタート,2011年にベルリンのHelios Klinikum Emil von Behringという一般病院へ移り,2017年に消化器外科専門医を取得しました.専門医取得後,International fellowとして日本の国立がん研究センター中央病院食道外科で1年間の研修をさせていただき,2019年にドイツへ戻り,ベルリン赤十字病院を経て,2021年より現在の病院で勤務をしています.
そんなこんなで日本人のハートをもったドイツの外科医,というのが私の立ち位置になっております.今回,機会をいただき,私の来歴,思うことをコラムとして書かせていただきます.

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.