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当センターは1909年岐阜衛戍(えいじゅ)病院として創設され,岐阜陸軍病院,国立岐阜病院を経て1953年7月岐阜県に移譲され,病床数130床の岐阜県立岐阜病院として開院しました.2006年11月本館新築に伴い岐阜県総合医療センターと改称し,電子カルテを導入.2010年4月地方独立行政法人へ移行.現在,40診療科,病床数620床,職員数1,695人,年間手術件数8,106件,約6,000台の救急車を受け入れており,2012年より連続してDPC特定病院群の認定を受けています.岐阜市のみならず,岐阜県全体の医療における基幹病院としての役割を果たしています.
さて,私の所属する外科は1968年岐阜大学第2外科講師であった須原邦和先生が第3代外科部長として赴任され,今日の基礎が築かれました.以後第2外科から代々スタッフが派遣されてきました.かく言う私は,1997年6月に当院に赴任し,丸27年が過ぎました.2012年に岐阜大学第1外科より,安村幹央,木山 茂両先生が赴任されて,以後大学に先んじて第1外科・第2外科が合同で診療をしております.また,乳腺外科は2004年に長尾育子先生,小児外科は2009年に加藤禎洋先生が赴任され改組されましたが,われわれと同じ第2外科同門であり,手伝って診療をしています.胸部外科は1983年の救命救急センター開設と同時に第1外科から3名の常勤が赴任され,1997年に胸部外科は心臓血管外科と呼吸器外科へ改組され現在に至っています.血管吻合のお手伝いや肺転移の切除,専攻医の手術経験など以前よりご協力いただいています.さらに同年小児心臓外科が新設され,こちらは東京女子医大から医師が派遣されています.
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