特集 激動! 膀胱癌薬物治療
〈膀胱癌薬物療法各論〉
尿路上皮癌に対する周術期術後薬物療法のパラダイムシフト
河嶋 厚成
1
,
野々村 祝夫
1
1大阪大学大学院医学系研究科 器官制御外科学講座(泌尿器科学)
キーワード:
AMBASSADOR試験
,
CheckMate274試験
,
ctDNA
Keyword:
AMBASSADOR試験
,
CheckMate274試験
,
ctDNA
pp.484-488
発行日 2025年5月20日
Published Date 2025/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523930790060484
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▶ポイント
・筋層浸潤性膀胱癌に対する膀胱全摘術後補助療法は忍容性の課題もあるため,化学療法から免疫療法へと移行している.
・膀胱全摘術後免疫療法は,免疫関連有害事象のリスクが存在するためctDNAなどのバイオマーカーを用いた患者選択が求められる.
・現在,術前後を組み合わせた周術期補助療法を評価する臨床試験が施行されており結果が待たれる.

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