連載 アーキテクチャー×マネジメント・127
—地方独立行政法人大阪府立病院機構—大阪はびきの医療センター
河合 慎介
1
1京都府立大学大学院生命環境科学研究科
pp.586-591
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523770840080586
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近年,病院整備には3つの大きな話題がある.高回転運営に伴う病床規模のダウンサイジング,東日本大震災復興(2011年)や東京オリンピック(2020年)特需が契機となった建設コストの高騰,COVID-19の世界的な感染拡大(2020年〜)による感染区画の見直しである.とりわけ直近の4〜5年間の病院整備では,その全てに対応しなければならない厳しい状況となっている.そこで2022年に竣工した大阪はびきの医療センター(図1)への影響や対応について述べたい.

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