連載 臨床医が病院長になった日・14
点と点がつながることを信じて
高蓋 寿朗
1
1広島市立舟入市民病院
pp.234-235
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523770840030234
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広島市立舟入市民病院は,156床と比較的小規模の公立病院でありながら,感染症診療,小児科救急診療といった政策医療的な分野に加えて,高度急性期を担う病院の連携施設としての内科,外科機能も有しています.そういった性格をもつ病院ですので,多くの公立病院同様,これまでの病院長は,当院で副院長を経験された医師,あるいは大学病院の教授経験者がその任に就いてこられました.
2019年春に,当時,国立病院機構広島西医療センターの臨床研究部長の職にあった私が,それまで勤務したこともなかった当院の病院長に着任したことは,さまざまな意味で異例であったようです.友人たちからは「なんでなん?」と,何度も聞かれたことを覚えています.

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