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特集 Igスーパーファミリー:機能と病態
Ⅲ.免疫応答に関わるIgSF
免疫チェックポイント阻害剤の開発とその効果予測
Development of immune checkpoint inhibitors and their predictive diagnostic methods
岩井 佳子
1
Iwai Yoshiko
1
1日本医科大学先端医学研究所細胞生物学部門
キーワード:
免疫チェックポイント阻害剤
,
PD-1
,
可溶型PD-L1
,
MMP
Keyword:
免疫チェックポイント阻害剤
,
PD-1
,
可溶型PD-L1
,
MMP
pp.148-153
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310770020148
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2014年に世界に先駆けてわが国で悪性黒色腫の治療薬として承認されたPD-1抗体nivolumabをはじめとする免疫チェックポイント阻害剤(immune checkpoint inhibitor;ICI)はがん免疫療法に対する評価を一変させ,がん治療のパラダイムシフトを起こした。筆者は偶然にも京都大学本庶佑教授の研究室でnivolumabの開発に携わったことから,本稿ではPD-1の機能解明からPD-1抗体の開発に至る経緯と,ICIによる抗腫瘍効果の作用機序について概説する。
ICIの特徴として,一度効いたら長期間治療効果が持続する患者と,治療中に急激に悪化してhyperprogressive disease(HPD)を示す患者がいることが知られている。筆者らは,血液中に存在するPD-1結合型可溶性PD-L1(PD-1-binding soluble PD-L1;bsPD-L1)に注目して,両者を見分ける診断法の開発に取り組んでおり,最新の知見についても紹介したい。

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