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特集 脳とAI—脳科学と人工知能研究の未来
内受容感覚に基づく感情の言語化—人工知能・自然言語処理による新展開
Language of emotion grounded in interoception:new developments with AI and NLP
鈴木 菜穂
1
,
梅田 聡
2
,
寺澤 悠理
2
Suzuki Naho
1
,
Umeda Satoshi
2
,
Terasawa Yuri
2
1慶應義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻
2慶應義塾大学文学部
キーワード:
内受容感覚
,
主観的感情
,
自然言語処理
,
感情分析
,
LLM
Keyword:
内受容感覚
,
主観的感情
,
自然言語処理
,
感情分析
,
LLM
pp.46-50
発行日 2026年2月15日
Published Date 2026/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310770010046
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感情とは,外界からの刺激に対する生理的反応を個人が主観的に意味づけることによって生まれる現象であり,身体内部の感覚である内受容感覚(interoception)の重要性が指摘されている。また,近年の自然言語処理(natural language processing;NLP)の発展により,テキストデータから感情を分析する技術が向上している。身体と感情の強い結びつきがあるなかで,NLPは言語を対象とするため感情体験の基盤となる内受容感覚を扱いづらい一方,NLPで感情を読み取ることが可能だと推論するギャップが生じている。本稿では,まず内受容感覚と主観的感情との関係について述べ,次にNLPを感情研究に応用する試みを概説し,最後にそれらの知見を融合する可能性について議論する。

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