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あとがき
稲谷 大
pp.528
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037055790800040528
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最近のホットな話題は,先の衆議院選挙で与党が歴史的大勝利を収めたというニュースです。医療に携わる私たちにとって,政治や診療報酬の動きは決して遠い話ではありません。ここ数年,大学病院は人件費の上昇,燃料費や光熱費の高騰,医療材料費の値上がりなどに直面し,全国的に大変厳しい経営状況が続いています。実際,赤字に陥っている施設も少なくありません。現政権は,緊縮財政ではなく,「責任ある積極財政」を公約に掲げていますので,医療現場への配慮がなされ,安心して診療に専念できる環境が整うことを期待しています。
私自身,福井大学医学部附属病院で経営を担当する副病院長を務めています。幸い本院は現時点でわずかながら黒字を保っていますが,その額は診療報酬請求額の1%にも満たない,本当にぎりぎりの水準です。地域で診療を続けておられるクリニックの先生方は,常にこのような緊張感の中で経営をされているのだと思うと,ただただ頭が下がる思いです。

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