増大号 何度でも見たい! 一般検査パーフェクトガイド
4章 胸水・腹水・心囊液検査
体腔液に出現する細胞成分(基本レベルのギムザ染色),結晶などの鑑別ポイント
佐伯 仁志
1
1国立病院機構舞鶴医療センター臨床検査科
キーワード:
体腔液検査
,
中皮細胞
,
腺癌
,
結晶
Keyword:
体腔液検査
,
中皮細胞
,
腺癌
,
結晶
pp.888-894
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540080888
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
体腔液に出現する細胞成分は血液由来の細胞,体腔由来の細胞,腫瘍細胞に大別される.一般検査室において体腔液の出現細胞を分類することは,体腔液の貯留原因を鑑別するうえで重要な情報となり,いち早く臨床に病態を報告できることから,鏡検するわれわれも的確に細胞成分を判定する技量が求められる.
本稿では一般検査室で細胞分画を行う際によく実施されるメイグリュンワルド・ギムザ染色(May-Grünwald-Giemsa染色.以下,メイギムザ染色)における細胞像および結晶などの成分について述べる.なお,血液由来の細胞(好中球やリンパ球など)は末梢血にみられる細胞と形態的に大差がないことから,本稿では割愛する.

Copyright © 2026, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

