増大号 糖尿病のすべて。 検査データに基づいた診療のポイント
4章 さまざまな合併症
糖尿病性神経障害
塚越 設貴
1
,
池田 佳生
1
1群馬大学大学院医学系研究科脳神経内科学
キーワード:
糖尿病性神経障害
,
糖尿病性自律神経障害
,
神経伝導検査
Keyword:
糖尿病性神経障害
,
糖尿病性自律神経障害
,
神経伝導検査
pp.198-201
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540020198
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はじめに
糖尿病性神経障害は,糖尿病特有の代謝障害と細小血管障害が関与して生じる神経障害であり,遠位対称性の多発神経障害と局所性の単神経障害,複数の末梢神経が同時に障害される多発性単神経障害および自律神経障害の病型に分類される.糖尿病性神経障害は,糖尿病網膜症,腎症とともに糖尿病の三大合併症として知られており,なかでも神経障害は糖尿病性合併症のうちで最も頻度が高い.一般的には全糖尿病患者の30〜40%,罹病期間が25年を超える糖尿病患者では50%に合併するといわれている1).
本稿では,糖尿病性神経障害の診断,特に最も多い病型である糖尿病性多発神経障害に関する検査,治療を中心に述べる.

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