症例からひもとく疾患
抗リン脂質抗体症候群
奥 健志
1
1東海大学医学部内科学系リウマチ内科
pp.1028-1033
発行日 2025年9月1日
Published Date 2025/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530091028
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Point
●抗リン脂質抗体症候群(APS)の主病態は血栓症や流産などの妊娠合併症であり,これらの二次予防が治療の主体である.
●APSの半数は全身性エリテマトーデス(SLE)に合併する.
●APSの診断には抗リン脂質抗体を3種測定することが重要である.
●抗リン脂質抗体のプロファイルを確認することは,APSの血栓症の再燃リスクを類推することに有用である.

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