特集 専門基礎分野を臨床判断に接続する
扉
pp.13
発行日 2026年1月25日
Published Date 2026/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.004718950670010013
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解剖生理学、病態生理学、薬理学、栄養学—いわゆる専門基礎分野は、看護実践を支える不可欠な基盤であり、人が生きるための生命の理の体系でもあります。しかし教育現場では、膨大な用語や概念を前に学生が苦手意識を抱き、学びの入口で立ち止まってしまう光景が少なくありません。知識が定期試験・国家試験のためのものにとどまってしまうと、実践との間には深い断絶が生じます。
この断絶を埋めるヒントは、知識を「自分ごと」にすることです。自身の体の中で起きている不思議に驚き、生命の仕組みを実感することは、学習へのスイッチを入れる契機となり得ます。さらに、臨床経験を持つ看護教員だからこそ伝えられる看護の文脈が、無機質であった暗記対象を、学生の「誰かを守りたい」という願いを支える思考の源泉へと変えていきます。

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