特集1 へき地・離島がひらく可能性 これからの社会に必要な視点
扉
pp.415
発行日 2025年8月25日
Published Date 2025/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.004718950660040415
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人口減少や高齢化を受けて、医療・社会構造に大きな変化が起こりつつあります。そうした中、看護基礎教育では2022年に「在宅看護論」が「地域・在宅看護論」に変更され、内容だけでなく領域としての位置づけも大きく変わりました。
これからの看護師は地域包括ケアの視点をより一層養う必要があり、「生活者」としての対象に触れ、地域ならではの医療の形を学ぶ機会の選択肢として、へき地・離島、また、診療所で学ぶ取り組みがあります。加えて、グローバルな視点からローカルな健康問題や地域社会における課題を発見・解決し、また、その取り組みや方法をグローバルに発信することで世界と通じる「グローカル(glocal)」という考えもあり、へき地や離島、診療所での学びは、新たな可能性を秘めていると考えます。

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