特集 肺炎の診断・診療エクセレンス
序章
診断エクセレンスとは何か?
志水 太郎
1
1獨協医科大学総合診療医学
キーワード:
診断エクセレンス
,
診断エラー
,
患者中心性
,
診断推論
,
肺炎
Keyword:
診断エクセレンス
,
診断エラー
,
患者中心性
,
診断推論
,
肺炎
pp.2194-2195
発行日 2025年12月10日
Published Date 2025/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620132194
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Point
◎診断エクセレンスとは,単に正しい診断がついたかどうかではなく,正確かつ精緻な診断に至るまでのプロセス全体の質を問う概念であり,安全性,有効性,患者中心性など6つの医療の質を備えた診断を指す.
◎診断は近年,医療安全の中核的課題として再定義され,認知バイアスへの理解に加え,患者中心性やシステム要因を含む多層的視点による改善アプローチが主流となっている.
◎診断エクセレンスは,知識や技術を土台とした熟達と,洞察による再構成力,さらに不確実性を認識しながら省察と較正を繰り返す姿勢によって培われる実践である.
◎非典型例も多い肺炎の診断では,迅速かつ網羅的な評価,丁寧な患者説明,生活や人生に配慮したマネジメントが求められ,それらを支える日々の省察が診断エクセレンスの核心となる.
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