書評
—松尾 宏一,川上 和宜,中野 貴文 編集—感染症薬学のひきだし—疾患・治療・制御の基本から応用まで
池末 裕明
1
1名古屋大学病院薬剤部
pp.1811
発行日 2025年10月10日
Published Date 2025/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620111811
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近年,薬剤耐性の問題を考慮した適切な薬物療法や感染制御における薬剤師の役割はますます重要になっており,いっそう積極的な関与が求められています.本書はそうした時代の要請に応える形で編集され,感染症分野で必要とされる理論と実践を体系的に学ぶことができます.ぜひ多くの薬剤師の方や,感染症治療や感染制御学を学ぶ薬学生に本書を手に取っていただきたく,ご紹介します.
本書は『総論』『感染臓器・原因微生物からみた感染症』『感染症の治療薬』『感染制御学』と大きく4つのまとまり(「ひきだし」のタイトルになぞらえて「段目」)から成り立っています.

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