特集 続・臨床に役立つ解剖・生理学
特集にあたって
植西 憲達
1
1藤田医科大学 救急総合内科学
pp.1532-1533
発行日 2025年9月10日
Published Date 2025/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620101532
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このたび,ご好評をいただきました『medicina』2020年2月号特集「臨床に役立つ解剖・生理学」に続き,待望の第二弾をお届けできる運びとなりました.
私たちの日常臨床では,診断,検査,治療のさまざまな局面において,臨床研究による明確なエビデンスが存在するわけではない問題に出くわすことが多くあります.ある臨床研究で統計学的に「有効性」が示された治療法が,その後の研究で否定されることも珍しくありません.さらに,目の前の患者さんに得られた研究結果がそのまま当てはまるかといえば,厳密には研究対象となった群から微妙にずれていることもよくあります.

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