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特集 シングルセル解析がもたらした新しい病態仮説
乾癬の新しい病態仮説
渡邉 玲
1
1順天堂大学医学部皮膚科学・アレルギー学
キーワード:
psoriasis
,
lesion
,
single-cell RNA sequencing
,
spatial transcriptomics
Keyword:
psoriasis
,
lesion
,
single-cell RNA sequencing
,
spatial transcriptomics
pp.469-473
発行日 2026年6月28日
Published Date 2026/6/28
DOI https://doi.org/10.69337/D202606-096-01
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乾癬は本邦では炎症性角化症と位置づけられており,歴史的には病理組織学的に変化の大きな表皮細胞,特徴的な浸潤細胞である好中球などに着目した病態解明が進められてきた.その後,シクロスポリンの有効性などから,T細胞を中心とした免疫細胞の病態における重要性が着目されるようになり,さらに,interleukin(IL)-23/IL-17軸が乾癬病態の中心的役割を果たすことが報告された1).実際にI型interferonシグナル,nuclear factor-κB経路,IL-23/IL-17軸にかかわる分子,主要組織適合遺伝子複合体(major histocompatibility complex;MHC)が疾患感受性遺伝子にあげられるなど,慢性炎症に免疫系の異常がかかわると認識されるようになり,最近ではimmune-mediated inflammatory disease,autoinflammatory diseaseといった呼称が提唱されている.

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