Japanese
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投稿論文 症例研究
家庭内暴力を呈した男児との面接 制限を設けることの意義
森 一也
1
,
岩垂 喜貴
1国立国際医療研究センター国府台病院
キーワード:
葛藤
,
怒り
,
行動化
,
情動
,
医療従事者-患者関係
,
退行(心理学)
,
身体抑制
,
母子関係
,
心理学的面接
,
家庭内暴力
,
精神療法過程
,
反応性アタッチメント障害
,
対象喪失
Keyword:
Psychotherapeutic Processes
,
Domestic Violence
,
Conflict, Psychological
,
Affect
,
Professional-Patient Relations
,
Mother-Child Relations
,
Interview, Psychological
,
Acting Out
,
Anger
,
Regression, Psychology
,
Restraint, Physical
,
Reactive Attachment Disorder
pp.523-530
発行日 2022年8月5日
Published Date 2022/8/5
DOI https://doi.org/10.69291/J00762.2022265842
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
家庭内暴力は1980年代前半、社会構造の変化と密接に関連して生じた精神病理である。近年、家庭内暴力は年々減少する傾向にあるものの、なおも今日の精神科臨床において、避けて通れない問題であることが指摘されている。彼らは近親者に対してはすさまじいまでの暴力をふるうが、その一方で、第三者に対しては穏やかな態度で接するという、その分裂したあり方を一つの特徴としている。それゆえ、面接を開始しても、すぐに落ち着き、内省的な態度を回復し、軽快し、真の問題を表さないままに治療を終えてしまうことも多い。精神療法上は、万能感を伴う問題行動をいかに制止し、話し合いの遡上に載せていくかが重要なのだが、それには一定の困難があることが指摘されている(川谷、2001)。本研究では、家庭内暴力を呈した青年期男児に対する心理療法過程を呈示し、家庭内暴力の心理力動と、精神療法において制限を設けることの意義を考察した。制限を設ける意義を、1)精神療法における制限設定≒抱えであること、2)分裂を可視化すること、3)治療者の内省を重視することの3点から論じた。

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