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特集 これで解決! 臨床化学検査のピットフォール
(CHAPTER 03)検査工程(analytical phase)のピットフォール
(SECTION 02)異常検体 3)M蛋白・異好抗体 (2)予測不能な罠,異常蛋白によるピットフォール ❹ALPの直線性不良
三好 雅士
1,2
1徳島大学病院 医療技術部
2日本臨床化学会 ピットフォール研究専門委員会 委員長
pp.1371-1377
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.32118/mt53131371
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症例
患者情報
85歳男性.主訴として両側耳下腺部腫脹・鼻出血・視力低下・眼瞼下垂などを生じたが,前医では診断に至らず経過観察となった.その後,耳下腺腫大の持続と体重減少があり再診.高蛋白血症および凝固異常を認めたため,精査加療目的にて当院紹介となった.当院受診時の血液検査データを示す(表1).
正球性正色素性貧血および顕著な連銭形成を認め,強度の粘稠性を呈していた.原血清ではサンプリングが行えず,臨床化学検査は2倍希釈にて測定を実施した.総蛋白(TP)12.2g/dL,IgM 8,800mg/dLと異常高値,蛋白分画では著明なM蛋白を認め(図1),免疫電気泳動ではIgM-λ型と同定された(図2).

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