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特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅰ.母体・胎児編
(1)妊娠前
3.周産期診療における抗リン脂質抗体症候群―不育症の視点から考えるプレコンセプションケアのコツ―
市川 智子
1
Tomoko Ichikawa
1
1日本医科大学付属病院女性診療科・産科
キーワード:
不育症
,
抗リン脂質抗体症候群
,
胎盤機能不全
,
ヘパリン
,
アスピリン
Keyword:
不育症
,
抗リン脂質抗体症候群
,
胎盤機能不全
,
ヘパリン
,
アスピリン
pp.10-12
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002818
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- 参考文献 Reference
はじめに
プレコンセプションケアとは,妊娠成立前から女性およびパートナーの健康状態を評価・是正し,妊娠経過や周産期予後,さらには次世代の健康を最適化することを目的とした包括的な医療概念である。不育症診療においては,流産を繰り返した後に初めて精査・介入が行われることも多いが,病態によっては「妊娠してからの対応」ではすでに介入の好機を逸している場合がある。特に抗リン脂質抗体症候群(antiphospholipid syndrome:APS)は,妊娠極初期から胎盤形成や妊娠予後に影響を及ぼすことが知られており,妊娠前からの評価と管理が重要となる。本稿では,APSを不育症における代表的かつ介入可能な疾患として位置づけ,周産期診療に携わる医師が押さえておくべきプレコンセプションケアの視点について概説する。

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