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特集 耳鼻咽喉科とフレイル
【各論】
認知的フレイル(コグニティブフレイル)
神﨑 恒一
1
Koichi Kozaki
1
1地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター センター長
キーワード:
J-CHS基準
,
MCI
,
CDR
Keyword:
J-CHS基準
,
MCI
,
CDR
pp.745-747
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002193
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フレイルとは
フレイルとは加齢に伴い心身の機能が低下した状態で,健常と要介護の中間的な段階を指す。フレイルを規定する最大の要因は加齢であるため,多くの場合“歳のせい”と判断されるが,そこには大きな個人差が存在する。フレイルには身体的要因,認知・精神的要因,社会的要因の3つが関与する(図1)。身体的要因には口腔機能低下(オーラルフレイル),栄養不良,サルコペニア,ロコモティブシンドローム,感覚機能低下,体力低下,移動能力低下などがあり,認知・精神的要因には認知機能障害,うつなどが,社会的要因には独居,社会交流・活動性の低下,閉じこもり,経済的問題などが含まれる。ほかにも,生活習慣病を背景とする脳心血管疾患や慢性閉塞性肺疾患(COPD),糖尿病,ポリファーマシーなどはフレイルを助長する。

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