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特集 次世代を拓く整形外科教育
Ⅰ章.整形外科の専門医教育
2.整形外科専門医制度の現在と未来
The orthopaedic surgery board certification system
渡辺 雅彦
1
M. Watanabe
1
1東海大学医学部整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Tokai University School of Medicine, Isehara
キーワード:
Japanese Medical Specialty Board
,
board certification system
,
specialist
Keyword:
Japanese Medical Specialty Board
,
board certification system
,
specialist
pp.507-510
発行日 2026年5月25日
Published Date 2026/5/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei77_507
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は じ め に
医師のキャリアパスは医学部1~2年生で学習する教養教育・基礎医学から始まり,3~4年生で臨床医学の座学,5~6年生では共用試験[Objective Structured Clinical Examination(OSCE),Computer Based Testing(CBT)]合格後のスチューデントドクターとしての臨床実習,そして医学部を卒業し医師国家試験の合格後に2年間の臨床研修を行い,保険医となる.次に,いわゆる診療科とされる基本領域の専門研修を行うわけであるが,最初の8年間が制度化されているにもかかわらず,専門研修にはしっかりとした基準がなく個々の施設での研修に任せられていたために,医師の質の担保の問題,また専門医の乱立による国民の専門領域に対する認知・理解の問題などの課題があり,専門医制度は議論され整備されてきた.
国民が安心して受診できる専門医の育成にはシームレスなキャリアパスが不可欠である.専門医とは神の手をもつ医師やスーパードクターではなく,それぞれの専門診療領域において,患者から信頼される標準的な医療を提供できる医師である.本稿では,これまでの日本の専門医制度の歴史,そして基本領域整形外科の専門医制度の経緯と現状について概説する.

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