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書評
『今日の治療薬2026―解説と便覧』
縄田 寛
1
1聖マリアンナ医科大学心臓血管外科
pp.558
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu79_558
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胸部外科医の日常は,手術室と集中治療室と病棟,さらに外来棟を往来する慌ただしさの中にある.そのようなわれわれにとって,薬剤に関する知識の維持・更新は,手術手技の研鑽と同様に不可欠でありながら,どこか後回しになりがちな領域でもある.外科医は専門臓器を問わず,周術期管理から術後の長期経過観察までさまざまな局面で処方にかかわるわけで,抗凝固薬,抗血小板薬,降圧薬,抗不整脈薬,血糖降下薬,抗菌薬,免疫抑制薬―外科医といえども,これらについての確かな知識なしには,患者を安全に管理することはできない.今年も新しくなった本書は,そうした場面で静かに,しかし確実に外科医の傍らに寄り添い続けてくれる1冊である.
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