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特集 抗体医薬入門 臨床編 炎症性腸疾患
なぜ炎症性腸疾患で抗体医薬が使われるのか
森久 芳樹
1
,
小林 拓
1
1北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター(IBDセンター)
pp.1317-1322
発行日 2026年8月5日
Published Date 2026/8/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2026090004
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Key Points
炎症性腸疾患は,潰瘍性大腸炎とクローン病に代表される原因不明の慢性腸管炎症性疾患であり,若年成人に好発し再燃と寛解をくり返す.
従来のステロイドや免疫調節薬による治療では十分な効果が得られない患者に対して,特定の炎症経路を標的とする抗体医薬が登場し,治療の中心的役割を担っている.
抗体医薬は内視鏡的寛解の達成と長期予後の改善に寄与し,TNF-α,α4β7インテグリン,IL-12/23p40,IL-23p19などの分子を標的とする複数の選択肢が臨床で使用可能となっている.

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