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増刊号 First&Next Step 微生物検査サポートブック
各論 菌種別の培養・同定方法
嫌気性菌
フソバクテリウム属菌—Fusobacterium spp.
宮﨑 成美
1
,
太田 浩敏
1
,
山岸 由佳
1,2
,
三鴨 廣繁
1,2
1愛知医科大学病院感染制御部
2愛知医科大学病院感染症科
pp.371-373
発行日 2021年3月15日
Published Date 2021/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208323
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- 参考文献 Reference
Summary
フソバクテリウム(Fusobacterium)属菌は無芽胞の偏性嫌気性グラム陰性桿菌であり,臨床上重要な菌種として,F. necrophorum,F. nucleatum,F. varium,F. mortiferumなどが知られている.口腔咽頭部,消化管,生殖器などに常在しており,全身のさまざまな臓器の化膿性感染症から分離され,特に,F. necrophorumはレミエール(Lemierre)症候群との関連性が高い.また,炎症性腸疾患や大腸癌との関連も報告されている.
Fusobacterium属菌は酸素感受性であるため,培養時は酸素への曝露がないよう取り扱う必要がある.菌種はグラム(Gram)染色形態,コロニー性状,生化学的性状などにより同定可能である.多くの株がペニシリン系薬,セファロスポリン系薬,カルバペネム系薬,クリンダマイシン,メトロニダゾールなどの抗菌薬に感性を示す.

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