Japanese
English
臨床検査のピットフォール
血清クレアチニン値による腎機能評価のピットフォール
片桐 大輔
1
,
土井 研人
1
,
野入 英世
1
1東京大学医学部附属病院血液浄化療法部
pp.1037-1039
発行日 2011年10月1日
Published Date 2011/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103350
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正確な腎機能評価のために
腎臓の最も基本的な働きは血液を糸球体で濾過することであり,これによってできる濾液の量,つまり糸球体濾過率(glomerular filtration rate, GFR)が腎臓の機能指標としてふさわしい.GFRの測定物質として理想的なものは糸球体を自由に濾過し尿細管で再吸収を受けないイヌリン(inulin,in)であり,その腎クリアランスは,GFRと等しいとされている.このため正確な腎機能の評価にはイヌリンを用いたクリアランス法(Cin)によるGFRの測定がゴールドスタンダードである.しかし,この方法は定時的な尿検査や点滴の必要性など手技の問題があるため,日常的臨床の場ですべての患者に対してCinを検査するのは困難である.

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